「毎年、花粉症の時期になるとつらそうにしている」
「アレルギー症状で眠りが浅い」
「幼稚園や保育園で集中できていないと言われたことがある」
このようなお悩みをお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。

舌下免疫療法は、アレルギー症状を“一時的に症状を抑える治療”ではなく、体質そのものの改善を目指す治療法として注目されています。

今回は、5歳という比較的早い段階から舌下免疫療法を始めるメリットについてご紹介します。

舌下免疫療法を「5歳から」始めるのは、なぜ良いのか?

舌下免疫療法は、
アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を少量ずつ体に慣らし、アレルギー反応を起こしにくくする治療法です。

舌下免疫療法の特長

1.毎日、舌の下に薬を入れる
2.自宅で継続できる
3.注射は不要
方法が簡単なため、お子さんにも続けやすい治療です。

現在は、「スギ花粉症」「ダニアレルギー」
に対して保険適用で治療を受けられます。

舌下免疫療法の詳しい解説はこちら>>

① 小学校入学後の負担を軽減できる可能性

小学校に入ると、アレルギー症状が生活の質に大きく影響します。

小学校入学のお子さんに起こる変化

・集団生活による環境の変化
・授業中の集中力
・体育や屋外活動
・行事や通学時の花粉・ホコリなど

5歳から舌下免疫療法を始めることで、このような改善が見られる可能性があります。

・入学時には症状が軽くなっている
・薬に頼る頻度が減る
・鼻水・くしゃみ・目のかゆみによる集中力低下を防げる
などが挙げられ、小学校生活の負担軽減につながります。

② アレルギーの「悪化・広がり」を防ぐ可能性

アレルギーは年齢とともに、
・症状が重くなる
・別のアレルギーを併発する
といったケースも少なくありません。

舌下免疫療法は、アレルギーの進行を抑える効果も期待されており、
・花粉症が重症化しにくい
・喘息などの他のアレルギー疾患への移行リスク低減
といった点も、早い段階で治療を開始することの大きなメリットです。

③ 生活リズムが安定している年齢だから続けやすい

舌下免疫療法は、毎日の継続が重要です。
5歳前後は、
・保護者の管理下で服薬しやすい
・生活リズムが比較的安定している
・一定期間、保護者と一緒に治療を続けることで、お子さんひとりでも服薬しやすくなる
・「治療=特別なこと」という抵抗感が少ない
ため、治療が定着しやすい傾向があります。

小児の舌下免疫療法をおすすめする理由

当院には、
・小児科専門医(火曜・金曜)
・日本アレルギー学会専門医(院長)
が在籍しており、
お子さんの成長・発達を踏まえた長期的なアレルギー治療に取り組んでいます。

・本当に舌下免疫療法が適しているか
・年齢・症状・生活環境に合った治療計画
・ご家族の不安や疑問への丁寧な説明
を大切にしています。

舌下免疫療法開始時期

・スギアレルギー:花粉の飛散終了後、6月以降の開始となります。
・ダニアレルギー:通年を通して開始できます。

スギ花粉症に対してのご相談は、飛散開始の2月頃から増加傾向にあります。
ご家族で同じ症状をお持ちの方がいらっしゃる場合は、お子さん一緒に開始することも可能です。
「始めるべきか迷っている」
「まだ早いのでは?」
といったご相談も、どうぞ安心してお話しください。