りんご病とは
りんご病(伝染性紅斑)は、ヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因で発症する感染症です。特に冬から春先にかけて流行し、幼児や小学生によくみられますが、大人にも感染する可能性があります。
主な症状
主な初期症状
・軽い風邪のような症状(発熱、倦怠感、のどの痛み)
・関節痛
・頭痛
・腹痛
発疹
風邪のような症状を感じたあと、頬が赤くなる独特の発疹が現れます。
この発疹は「りんごのように赤い」という特徴から「りんご病」という病名がつきました。また、腕や脚に網目状の発疹が広がることもあります。
発疹が現れたころには、感染力はなくなっていることが多く、発疹も1〜4日で消えていきます。
感染経路
りんご病は飛沫感染や接触感染で広がります。
症状が出る前に最も感染力が強く、特に学校や保育園などで集団感染するケースが多いです。発疹が出た後、感染力は低下しますが体調に注意を払いましょう。
治療と予防
治療
りんご病には特効薬がなく、症状に応じた対症療法が主になります。
例えば、発熱がある場合には解熱剤を使用することがあります。
ただし、妊婦や免疫力の低下がみられる場合に感染すると重篤化する可能性があるため、早めの医療機関の受診が大切です。
予防
予防には、手洗いやうがい、適切なマスクの使用が有効です。
感染が疑われる場合は、学校や職場での集団感染を防ぐためにも早めの休養をおすすめします。
大人のりんご病
大人がりんご病に感染すると、関節痛を強く感じる場合があり、発疹は軽い場合が多いです。
特に女性に多く、日常生活に影響が出ることもあるため注意が必要です。
りんご病の理解を深めることで、適切な対応ができます。家族や周囲への感染を防ぐためにも、しっかりと対策を取りましょう。
当院での対応について
事前にWEB予約が可能です。
※子どもの予約については、曜日・時間の制限があります。あらかじめご了承ください。