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Colmunコラム
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「溶連菌感染症」とは、A群溶血性レンサ球菌による感染症で、主にのど(咽頭)に炎症を起こす「咽頭炎」が代表的な症状としてみられます。 この菌は、皮膚の傷やとびひ、中耳炎、蜂窩織炎(ほうかしきえん)など、さまざまな部位に影響を及ぼすことがあります。主に冬から春、または秋の終わり頃から増加する傾向です。
・高熱(38℃~39℃以上) ・全身のだるさや食欲不振 ・吐き気、嘔吐 ・のどの強い痛み(飲み込む時に痛む) ・のどの赤み、扁桃腺の腫れ・白い膿 ・首のリンパ節の腫れ 普通の風邪やウイルス性の咽頭炎と似ていますが、風邪薬を飲んでも熱が下がりにくい、症状が数日以上続く場合は、早めに受診してください。 まれではありますが、リウマチ熱や糸球体腎炎など重い合併症を引き起こすリスクもあるため早期に適切な対処をすることが大切です。
溶連菌性咽頭炎の治療には、抗生物質(ペニシリン系など)を使用します。 ウイルス性の風邪では抗生物質は効きませんが、溶連菌には有効なため、比較的早く改善が見込めます。 早期の治療で菌が体内に残るリスクや合併症の発症を防止します。
・帰宅後・食事前・トイレ後の手洗い ・うがい(小さなお子さんは無理のない範囲で) ・タオルや食器を共用しない ・咳やくしゃみをする時はマスクやティッシュで口を押さえる ・室内の換気をこまめに行う また、免疫力を高めるために、十分な睡眠や栄養、適度な運動を日ごろから心がけることも大切です。
1.高熱が続く(2〜3日以上) 2.のどの痛みがひどく、水や食事をとれない 3.症状がなかなか良くならない、または悪化している 4.けいれん、意識障害、発疹など異常症状を併発 5.兄弟・姉妹に同様の症状が出ている 6.首のリンパ節の腫れが目立つ 診察時には症状が続いている期間などを医師に伝えてください。 必要に応じて迅速検査を行います。
火曜日・金曜日は小児科専門医が診察を行っています。 溶連菌はお子さんがかかりやすい細菌性の感染症の一つで、のどの痛みや高熱を引き起こします。 お子さんの「いつもと違うサイン」に注意し、安心して秋冬を過ごしましょう。
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