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Colmunコラム
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キャップバックスは、成人向けの新しい肺炎球菌ワクチンです。 これまでの成人向け肺炎球菌ワクチンは以下の2つでした。
・プレベナー13(PCV13):13種類の血清型
・ニューモバックス(PPSV23):23種類の血清型(不活化ワクチン)
キャップバックスは21種類の血清型をカバーしており、プレベナー13よりも多く、ニューモバックスとも構成が異なります。 そのため、重症化リスクの高い血清型をより広くカバーできることが特徴です。
21種類の中には、高齢者や持病のある方で重篤化しやすいタイプが多く含まれています。
キャップバックスは結合型ワクチンです。結合型ワクチンには、「免疫の持続が長い」「より強い免疫が得られやすい」というメリットがあります。
従来は、プレベナー13を接種した後、数年あけてニューモバックスを接種するという2段階の方法が一般的でした。 キャップバックスの場合は、原則として1回の接種で完了します。
特に以下の方には肺炎球菌ワクチンの接種が推奨されています。 ・慢性の心疾患がある方 ・肺疾患や糖尿病がある方 ・免疫力が低下する疾患がある方 ・喫煙している方 ・65歳以上の高齢者 ・肺炎の既往がある方
一般的には以下のような副反応があります。 ・注射した部分の腫れ・痛み・赤み ・微熱 ・全身のだるさ ・頭痛 多くは軽度で、数日以内に改善します。
川崎市では、高齢者の肺炎予防を目的として肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)の接種費用の一部が助成されています。 対象の方にはニューモバックスの接種を推奨していますが、接種後1年が経過するとキャップバックスの接種が可能となります。 川崎市の高齢者を対象とした定期の肺炎球菌感染症の予防接種詳細はこちら>>
15,000円(税込) 詳細はこちらをご覧ください>>
接種を希望される方は受付またはお電話にてご予約ください。
当院では、日本呼吸器学会専門医として認定を受けている院長、大橋医師が診察いたします。 呼吸器の疾患は「咳」が代表的な症状ですが、咳の種類によっては大きな病気が隠れていることがあります。 ワクチン接種にかかわらず、咳の症状が続いている場合は早めにご相談ください。 呼吸器内科についての詳細はこちら>>