暑かった夏からひんやりと寒さを感じる秋への季節が変わってきました。季節の変わり目は、気温の変化が大きくなるため身体の免疫システムに影響を与える季節とも言えます。この季節は、風邪やウイルス感染症だけでなく、気管支喘息のご相談も増える時期です。今回は気管支喘息の初期症状や傾向についてお伝えしてまいります。
初期症状や進行について
気管支喘息の初期症状
最初はわずかな咳や、息が苦しい感じ、喘鳴(ゼーゼーという音)、痰がちょっと増えるという症状があります。
※咳や喘鳴、息苦しさ、痰などが一度に症状として出るわけではありません。
症状の進行
症状はゆっくり進むこともあれば、1日で急激にひどくなるケースもあります。人それぞれ傾向は異なります。
気管支喘息の予防
全てのケースで予防できるわけではありませんが、健康的な生活習慣や環境の注意を通じて、リスクを軽減することができます。アドバイスを受けつつ、あなたに合った適切な予防策を取ることが大切です。まずは日常生活などをお聞かせ頂けたらと思います。
咳=風邪と自己判断する前にご相談ください
咳が出始めると、最初はみなさん「風邪気味かな?」と思われる事が多いのではないでしょうか。
普段の生活で我慢できるくしゃみや、息が苦しい感じや咳は、ちょっとした「体のSOSのサイン」と考えてみてもらえたらと思います。喘息になったことがない方や症状が軽い場合は、「我慢すればいいかな」と思ってしまうことがあります。長引く咳については、自己判断せず、ご相談いただいた方が良いかもしれません。正しく治療すれば、症状が改善し、低下した肺機能はもとに戻るケースもあります。