「しっかり寝ているはずなのに、疲れが取れない。」「日中、強い眠気に襲われる。」そのように感じる原因の一つに、「いびき」による睡眠の質の低下が考えられます。いびきは、アレルギーや花粉症、風邪を引いている時の、鼻詰まりによる口呼吸が原因の場合があります。

鼻詰まりが睡眠時無呼吸症候群の原因に!?

鼻がつまると鼻で呼吸ができなくなるため、口呼吸をするようになります。
いびきの原因は、口呼吸で、狭くなったのどを空気が通ることにより、のどが振動して音が発生するために起こります。アレルギー等により気管支が炎症を起こしていると通常よりのどが狭くなります。
そして睡眠時は、のどの筋肉が緩むため、舌が気道の奥へと落ち、一段と気道が狭くなりいびきをかきやすくなります。ひどくなると、気道は閉塞してしまい、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす場合があります。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠時無呼吸症候群は、大きないびきのあとに、しばらく呼吸が止まることを繰り返す症状が特徴です。一時的に呼吸が止まると、体内の酸素が不足してしまいます。すると、足りない酸素を補おうと脳が覚醒するため、熟睡できず、日中の眠気や倦怠感などの症状に襲われてしまいます。
睡眠時無呼吸症候群と聞くと、肥満が原因と思われる方も多いかと思います。
しかし、鼻詰まりから睡眠時無呼吸症候群につながることもあるのです。

睡眠時無呼吸症候群による合併症

睡眠時無呼吸症候群は放置すると、さまざまな合併症の恐れがあります。

主な合併症

・高血圧
・心筋梗塞などの心血管疾患
・脳梗塞などの脳血管疾患
・動脈硬化

重症化を防ぐためには、早期発見、早期治療が大切です。
アレルギー症状で、鼻詰まりにお困りの方、睡眠時無呼吸症候群を疑う方は、早めに病院を受診しましょう。
当院では、日本呼吸器学会専門医・日本アレルギー学会専門医の認定を受けた院長による、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療を行っております。お気軽にご相談ください。

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