糖尿病は現在、とても身近な病気です。日本人の約5人に1人が糖尿病にかかっています。糖尿病は、病気が進んでいくとあらゆる合併症を引き起こします。そのため、早期発見・早期治療がとても大切になります。

糖尿病を早期発見するためには

糖尿病を早期に発見するためには、定期的に健康診断による採血検査を受けることがとても重要です。なぜなら、糖尿病には初期症状がほとんどないからです。自覚症状が現れる頃には、血糖値が高く重症化している場合が考えられます。

糖尿病の自覚症状

糖尿病が進行し、重症化すると以下のような症状が現れます。

● 喉が乾き、水分をよく取る

糖尿病が重症化した場合の代表的な症状です。喉がやたらと乾くため、飲み物を多く飲むようになります。腎機能が悪くなるため、お手洗いに行く回数が多くなったり、おしっこの量が多くなります。

● 疲れやすくなる

インスリンの働きの低下により、体がエネルギー不足になり、なにもしていないのに、疲れやすくなります。脳もエネルギー不足になるため、イライラしたり、やる気がでないこともあります。

● なにもしていないのに体重が減る

糖尿病=肥満というイメージがありますが、重症化すると、逆に体重が減る場合があります。体のエネルギー不足のために、脂肪や筋肉のタンパク質からエネルギーを補おうとするためです。

糖尿病に注意したい人の特徴

以下に該当する方は、特に注意しましょう。
また、糖尿病にならないために、改善できる部分は生活習慣を見直していきましょう。

□ 運動不足
□ 味の濃い食べ物が好き
□ 朝食を抜く、夕食が遅い、間食が多い
□ 喫煙者
□ 体重が増えた、または肥満気味
□ 家族(親、兄弟、姉妹)が糖尿病
□ 高血圧症、高コレステロール血症である

糖尿病は進行すると、さまざまな合併症を引き起こします。定期的に健康診断を受けて、検査で異常があれば、早期に適切な治療を行っていきましょう。

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