Contents診療案内
Colmunコラム
Home care訪問診療について
「突然、心臓がドキッとする」 「安静にしているのに、心臓がバクバクする」 「脈が一瞬飛んだように感じる」
このような症状を感じたことはありませんか?
心臓の拍動のリズムが乱れる状態を「不整脈」といいます。不整脈には、経過観察でよいものから、詳しい検査や治療が必要なものまで、さまざまな種類があります。
また、不整脈は症状が出ているときに検査できるとは限りません。診察時には症状が治まっていることもあるため、どのような症状が、いつ、どのくらい続いたのかを医師に伝えることが大切です。
今回は、不整脈の主な症状や受診の目安に加え、診察時に伝えておきたいポイントについて解説します。
心臓は、電気信号によって規則正しく収縮し、全身に血液を送り出しています。
この電気信号が発生するタイミングや伝わり方に異常が生じると、脈が速くなったり、遅くなったり、不規則になったりします。こうした状態が不整脈です。
不整脈にはいくつもの種類があり、健康な人にもみられるものがある一方で、治療が必要なものもあります。
そのため、脈の乱れを感じたからといって、必ずしも重大な病気とは限りませんが、症状だけで安全かどうかを判断することもできません。
不整脈があると、次のような症状が現れることがあります。
例えば、脈が飛ぶように感じる場合は「期外収縮」と呼ばれる不整脈が関係していることがあります。期外収縮は健康な人にもみられますが、症状の感じ方だけで問題の有無を判断することはできません。
また、不整脈があっても自覚症状がほとんどない場合もあります。
不整脈は、診察時に症状が治まっていることも少なくありません。そのため、症状が起きたときの状況や経過が、診断の手がかりになることがあります。
受診する際は、次の5つを振り返ってみましょう。
まずは、感じた症状をできるだけ具体的に伝えましょう。
例えば、次のような表現で構いません。
医学的な用語が分からなくても問題ありません。自分が感じたことを、自分の言葉で伝えることが大切です。
症状が起きた時間帯や、そのときの状況も重要な情報です。
例えば、次のようなことを振り返ってみてください。
症状が数秒で治まったのか、数分から数十分続いたのかも、医師が状態を判断するための手がかりになります。
また、突然始まって突然治まったのか、徐々に落ち着いていったのかも、覚えていれば伝えましょう。
正確な時間が分からなくても、「数秒くらい」「5分ほど」など、おおよその長さで構いません。
症状が起こる頻度や、以前と比べて変化があるかも確認しておきましょう。
不整脈は一時的にしか起こらないこともあるため、症状の頻度や変化を把握しておくことが大切です。
動悸や脈の乱れ以外に、どのような症状があったかも伝えましょう。
例えば、次のような症状です。
また、現在治療中の病気や服用中の薬がある場合も、診察時に伝えてください。
不整脈が疑われる場合、症状や状態に応じて次のような検査を行います。
心臓の電気信号を記録し、脈のリズムや異常の有無を調べる検査です。
短時間で実施できる一方、一時的に起こる不整脈は、検査中に症状が現れなければ記録できないこともあります。
小型の心電計を装着し、日常生活を送りながら長時間にわたって心電図を記録する検査です。
通常の心電図では捉えにくい、一時的な不整脈を調べる際に役立ちます。
必要に応じて、ほかの検査を組み合わせて診断します。
動悸や脈の乱れが気になったら、早めにご相談ください
脈が飛ぶ、心臓がドキドキするといった症状は、日常生活の中でも起こり得ます。しかし、その原因はさまざまで、症状だけで不整脈の種類や危険性を判断することはできません。
「すぐに治まったから大丈夫」「たまにしか起こらないから」と自己判断せず、症状が繰り返し起こる場合や、気になる変化がある場合は医療機関にご相談ください。