花粉症の時期はいつでしょうか?
と聞かれると多くの方は2月下旬から4月頃までを思い浮かべる方が多いと思います。
では、4月下旬から7月にかけて「くしゃみ」「鼻水」「目のかゆみ」の症状がある方は、ご自身の症状の原因は何だろう?と疑問を抱くのではないでしょか。
症状から「風邪」と勘違いされてしまう方もいますが、実はこれらの症状は「カモガヤ花粉症(イネ科花粉症)」である場合が多くあります。
イネ科花粉症といっても、お米の採れる稲とは関係なく、原因植物は「カモガヤ」「ハルガヤ」「オオアワガエリ」という元は海外から輸入された牧草です。
繁殖力がとても強く、日本では雑草として全国に広がっています。
この中でも「カモガヤ」は花粉症の原因になりやすく、毎年4月下旬から7月にかけて生息します。
カモガヤの特徴
- 草丈60〜120cm程度
- 緑色の葉をしており、枝の先に小さな白っぽい花が集まって咲く
- 河原、公園、庭、空き地、道路脇などに生えています。
イネ科の植物の特徴として、花粉の飛散距離は数十m程度です。
近づかなければあまり影響はありませんが、以下のような作業をする場合は、予防や誰かに依頼することをおすすめします。
気をつけた方が良い作業
- 自宅の庭などの草刈り
- 雑草が多い河原や公園への立ち入り
カモガヤ花粉症を発症する方の多くはスギやヒノキ花粉症も持っています。
花粉の飛散時期が早い場合、1月から7月に渡って長期的にアレルギー症状が続くことがあります。
ご自身のアレルギーの原因を突き止めることで、早めの治療や対策につながると思いますので、アレルギー検査をご希望の場合は一度ご相談ください。